2015年12月4日金曜日

[19歳の小学生」装画・挿画を描かせていただきました。

久郷ポンナレット著、メディアイランド発行「19歳の小学生」の装画・挿画を描かせていただきました。
カンボジア、ポルポト政権下を生き抜き、
難民となり、日本で教育を受け、19歳で小学校を卒業したある少女の物語です。

幸せに平和に暮らす家族が、ある日突然バラバラになり、農村での強制労働を強いられ、自由を奪われます・・
市井の人々が、戦争に巻き込まれるとはこうゆう事なんだと、少女の目を通して、語られて行きます。

そして著者である少女が、あらゆる困難な中でも、人間としての大切な心を守り抜いた姿に胸を打ちます。

テロや難民がなくならない世界、子供と大人、誰かの子供であったすべての人に読んでほしい本です。














2015年10月19日月曜日

鹿の帽子

2015.10.16,17京都で出版関係のフェスタに参加しました。
作品を展示したり、参加仲間や来場者とお話ししたり、楽しい時間を過ごしました。
鹿のオブジェの帽子をかぶってもらい、撮った写真をコラージュしました。
みんなチャーミングな笑顔で、とっても幸せな気持ちになりました。
みなさん、ありがとうございました!!

2015年5月30日土曜日

「バーネット・ニューマン 十字架の道行き」 そして「曽我蕭白 富士三保図屏風と日本美術の愉悦」

滋賀県のMIHO MUSEUM 2015.3.14 - 6.7開催の2つの企画展
「バーネット・ニューマン 十字架の道行き」
そして「曽我蕭白 富士三保図屏風と日本美術の愉悦」
対極をなす作品達が私の感情を大いに揺さぶる。

バーネット・ニューマンは、アメリカ抽象表現主義の中核的存在の作家だ。
「なぜ我を見捨て給う」という十字架上のキリストの言葉が副題に付く「十字架の道行き」は
8年の歳月を費やした14の連作、そして「存在せよⅡ」と合わせた15の作品が並ぶ。

塗り込まれた白いキャンバスの下地。色彩を持たず、極限に削ぎ落とされた抽象表現、
閉鎖的で小さな変形の部屋の中で、静かで激しい作品に対峙し「もう誤魔化せないぞ」と心が叫ぶ。
後回しにしていた宿題が、今日目の前に現れたようだ。


他方、「曽我蕭白 富士三保図屏風と日本美術の愉悦」は、大小様々な絵や焼き物を、
’日本美術の愉悦’という括りで紹介している。
肩の力の抜けた、自然に微笑みたくなる物たちだ。

曽我蕭白の富士三保図屏風は、虹がかかった景色がちょっと不思議で楽しい。
尾形光琳の大黒天の顔が可愛い。

とりわけ、6-7世紀古墳時代の振り向いた顔の埴輪犬が、愛らしい。
思わずこの犬のご主人の人柄にまで、思いを馳せる。
大きな屏風から、小さな粉引盃に至るまで、自分が日本人である事が腑に落ちる、そんな展覧会だ。


宿題を思い出したり、遥か彼方のご先祖様の時代にタイムスリップして、クスクス笑ったり、そんな一日だった。




2015年1月1日木曜日

2015 A Happy New Year

2015年、新年が明けました。
雪が降った街もありましたね。
私の街も、朝は、冷たい風が吹き、
午後から雪が舞いました。


世界が平和で、幸せな年でありますように。

出会った人と、これからで会う人、

本年もどうぞよろしく御願いいたします!!